55.幸せのための質問。もし、それで怒るなら、それはそれとして。 53.歩いて行く 52.与えて、求めず 51.勝ち方 50.週末の14:35 49.ファイア・ワークス・カウントダウン 48.人生リセット 47.ナチュラルテイスト 46.記憶力 45.生きていることを噛み締める 44.…
自作奇妙小説、「ある日常の出来事」です。明日のあなたの姿かも知れません。まずこのページを作ろうとしたきっかけは、以下のとおりです。 その一、近所のまさゆきさんのページに小説のページがあって、それにすごく感動したこと。 その二、「世にも奇妙な…
君のことを漫画体型とでも言うと失礼に思うかも知れない。君は、僕の肩より小さくて、小動物的な眼を見せて、少し万人受けしない。そう言うと、これまた失礼になるかも知れない。でも、小学生の頃から一貫して、僕はそうなのだから、これは失礼ではなく、敬…
今朝起きたら、大雨で。外真っ暗で。 数日前に、ギックリ腰で1日在宅勤務。 最寄駅まで20分歩き、ズボンがビチャビチャ。 誰得、通勤？ 在宅で、テレカンで、同じ仕事できんやん。 駅のホームで、スニーカーからマジシャンの靴に履き替えて。 電車のつり革。…
あの日、あの高台でのコト、覚えてますか？うん、僕は覚えてます。夕刻だったよね。薄色になってて、何人称もの自分がいて、ブレブレなのだけれど。その日、その時の君のキスを避け切ることができてなかったのなら、良かったのかもしれないのにね、僕にとっ…
まず、あなたが連れてきたお嫁さんや、お婿さんに一つだけ聞かせて下さい。 あなたはあなたのお母さんやお父さんのことが好きですか？そして、自分のことが好きですか？いたら兄弟姉妹のことが好きですか？…であれば、好きと言えるできごとを、教えてくれま…
難しいけど綴りますか。あるところにヒトがいました。ヘイボンなひとです。人というものは、あくまでも、『自分の経験したこと』との対比でしか、物事の解釈、満足、評価、批判、希望ってできないと思うのです。『自分の経験したこと』を広義でいうと、文字…
息抜きについて、少しだけ書こうと思う。駄文を綴るのは、実に久しぶりで、うまく書ける自信はないのだけれども、自分への問いかけや、説得というのも兼ねて。夢ありますか？ないですよね。あまり、現実を知ったうえで、夢を描き続けることは忍耐がいります…
============================================================ 昼休み、ビルの屋上で、うーんと背伸びした。久しぶりの感覚だった。この前、背伸びをしたのはいつだろう。思い出せない。風が吹いてきた。目を細めた。そして、埃が少し舞う。 そう言えば最…
============================================================ 今日は朝から客先での打ち合わせ。 いつもどおり家を出たら、少し早く着いたので、コーヒーショップで、 「スプートニクの恋人」を再再再…読していた。 その最後あたりで、主人公の生徒の小学…
============================================================ 小さい頃、僕の家には、いろいろなものがありました。コースを走るレーシングカーや、戦隊ロボットや、図鑑、軟球、革のグローブ、サッカーボールに、BB弾のガス銃。残念ながら、その男の子ら…
============================================================ 何気なくふと思い出す。君は今どうしているんだろうか。取り返したいとか、取り戻したいとか、そんなじゃなくてただ思う。もし君に会えたなら、今の君には僕はどう写るのだろうか。今の僕には…
============================================================ 「話を聞いてほしいの」と、君が電話をしてきたのは、僕が社会人６年目になる 春の週末のことだった。たくさん貯えた雨が、重そうに空で灰色が広がっていた 。湿った風がカーテンを揺らす、そ…
============================================================ 遊園地の夜空に花火が打ち上げられた。たくさんのカップルが僕らと同じように空を見上げている。そして、それぞれ別々の時間にいる。一発目が綺麗に星空に咲いたあと、時間が次の年にかわった…
============================================================ まず、僕が小学生だった頃の出来事を話そうと思う。特に取り柄は無く、目立たない性格の子供だった。ある夕刻の下校途中のことだった。濡れた金木犀の絨毯が、雨上がりの歩道を覆っていた。僕…
============================================================ ここは、とてもとても大きなレストランで、毎日世界中から大勢のお客さんがやってくる。 いろんな国のいろんな料理を食べさせてくれる。でも、ここのシェフは本当に気まぐれ者のようで、メニ…
============================================================ この頃、めっきり物忘れがひどくなったな。仕事でも、プライベートでも人の名前が覚えられない。 子供の頃、不思議とクラスメートは全員フルネームで覚えていたな。その頃は、テレビゲームの…
============================================================ 健康診断で誤診を食らってしまって、一週間病んだ気持ちで暮らした。朝になる度に、冷たくなっていないことに胸を撫で下ろした。 人は気持ちの生き物だと思う。嘘の死の宣告に、必死に堪えて…
============================================================ あるところに神様がいました。なにをするというわけでもなく、雲の上から下界を見たり、峠の茶店でお茶をしたり、そんな毎日をすごしていました。 のんびりとしているところに一羽の小鳥がや…
============================================================ 後書きの無い短編集のようなものだ。細切れの問題提起のみを行い、それに対する自分の解や考えを述べようとしない。いや、問題提起すら行われていなかったかもしれない。登場人物の行動に理由…
============================================================ 小さい頃から、よく二つの夢をみた。 一つは、夏休みも、もう今日までとなった日に、理科も算数も漢字ドリルも真っ白だった。悪気があったわけじゃない、まして確信犯になれるほどの度胸もな…
============================================================ 君は眠くなったようで、コメカミを引っ張ったり、ペン先で手の甲を刺してみたり、舌を噛んだりしていた。 それでも、睡魔は離れてくれなかったらしく、最前列にも関わらず、開いた教科書の上…
============================================================ 今までの人生で、たくさんの最後の日があった。 今思えば、あの日が彼女との最後の日だったんだな。その日は、ほんといつもどおりの一日だった。 彼女は大学の薬学部に通うために遠くの街に下…
============================================================ いろんなこと、投げ出してしまいたくなる時、あるよね。でも、投げてしまっても、状況が良くなるはずもないし、あとで後悔だけだろうし……。そういうことは、薄々気付いているんだけどね。 そ…
============================================================ フリーター、ニート、そんな言葉を、テレビでよく目にします。インターネットで調べたので、意味は分かります。 僕は、そんな時代のごく普通な小学生です。勉強は、あまり好きじゃありません…
============================================================ 今日は会社の上司との飲み会だ。全くもって、憂鬱だ。何てったって気を遣うからだ。まぁ、当然だ、下っ端が上司に対してだから、気を遣うのは当然だ。 数ヵ月前の飲み会で、「今日は無礼講だ…
============================================================ あるところに、カラオケボックスがありました。 駅から会社までを走る大きな道路沿いにありました。 その日は、いつもより早く会社を出ました。週末ということもありましたし、一週間の疲れと…
============================================================ 君の携帯番号を名前だけで登録した。ただそれだけで、心を強くした。そして、君専用の着信音を設定した。一度だけ、ガラガラの電車の中で、それが鳴ったのを覚えている。電話は二度程したこと…
============================================================ あるＡの場合、 受験勉強、真っ只中のばりばりの高校生で、今日も机に向かっていた。カリカリとペンを走らせ、記憶の奥に書き込むように、英単語をノートに連ねていた。机のペン立てには、空…
============================================================ 朝、目覚ましが鳴る１時間前に、ふと目が覚めて、二度寝ができた。布団が暖かくて、温もりに包まれていた。気持ちが良かった。 夢の中で君に会うことができた。バイト先で想いを伝える前に辞…
