リスの女の子に恋をしたハリネズミの坊やの話。

君のことを漫画体型とでも言うと失礼に思うかも知れない。君は、僕の肩より小さくて、小動物的な眼を見せて、少し万人受けしない。そう言うと、これまた失礼になるかも知れない。でも、小学生の頃から一貫して、僕はそうなのだから、これは失礼ではなく、敬意なのだと思う。少し万人受けしない、これは重要なんだと思う。万人受けしたら僕のモノにはならないのだから。顔は小さくない。髪はストレートではない。その髪は綺麗な茶色ではないし、時々黒くなる(僕は空かさず話題にする)。胸は小さくないけど、大きくはない。君の夏の服装は少し大雑把。背伸びの時に脇を見せる、僕は頭が真っ白になる。急ぎのMTG、お○○○○○○○○から、ちょっと待っててと言った君。MTGなんて、どうでもよくなってしまって何度も繰り返し再生した。時々のフチの太い眼鏡が好き。ハードコンタクトレンズで時々眼を赤くしてて、外して舐める。時々、夜遅くまで仕事してる。いぢると少し赤くなる。ジャブを打つと2回に1回ジャブで返してくれて、必ず僕のジャブで終わる(終わらせる)。数島離れなのに電話をしてくる、それをネタに不貞腐れる。ジャブで時々タメ口になる僕。君の姿を追う僕。夢にまで来た君。遠い地で足りてますかと声をかけた僕。足りてますと言った君。捨てるものは何もないのに、お互いに。10年近く前から知っていたけど、タイミングが今になってしまっただけ。連休の一部でも君と過ごしたいな。君のSNSの写真を保存した。僕の方があいつより前向きだし、僕は否定から入らず、何でも肯定から入るよ。面白いと思うんだけどな、面白くできると思うんだけどな。……沢山のチロルチョコを君に贈った、リスの女の子に恋をしたハリネズミの坊やの話。